英ポンド週間見通し:もみ合いか、日英金融政策を見極める展開

■弱含み、日銀金融政策を巡る思惑残る

今週のポンド・円は弱含み。英中央銀行副総裁は、インフレ圧力は依然として根強いと指摘し、リスク回避のポンド売りは一時縮小した。しかしながら、日本銀行は3月中にマイナス金利政策を解除するとの見方が強まり、その後もインフレ動向を注視する可能性があることから、リスク選好的なポンド買い・円売りは縮小した。取引レンジ:189円05銭-191円32銭。

■もみ合いか、日英金融政策を見極める展開

来週のポンド・円はもみ合いか。インフレ鈍化も英中央銀行は引き締め的な政策を維持したい考えで、ポンドは売りづらい。経済指標の持ち直しも、ポンドをサポートしよう。一方、日本銀行は今月開催の金融政策決定会合でのマイナス金利解除が見込まれるが、物価目標を割り込む見通しとなれば円売りに振れやすい。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:188円50銭-191円50銭

《FA》