豪ドル週間見通し:弱含みか、年内利下げの思惑残る

■弱含み、インフレ緩和で豪ドル売り優勢

今週の豪ドル・円は弱含み。1月の消費者物価指数や小売売上高は市場予想を下回ったことを受けて早期利下げ観測が浮上し、リスク回避の豪ドル売り・円買いが優勢になった。また、日本銀行による早期政策修正観測を受けた円買いもみられた。取引レンジ:97円35銭-98円87銭。

■弱含みか、年内利下げの思惑残る

来週の豪ドル・円は弱含みか。1月消費者物価指数が予想を下回ったことで、豪準備銀行(中央銀行)による年内利下げの可能性はやや高まり、リスク回避の豪ドル売りが強まるとみられる。経済指標では10-12月期国内総生産(GDP)が注目される。前回実績を大幅に下回った場合、リスク選好的な豪ドル買いは縮小するとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・5日:10-12月期経常収支(7-9月期:-2億豪ドル)
・6日:10-12月期GDP(7-9月期:前年比+2.1%)
・7日:1月貿易収支(12月:+109.59億豪ドル)

予想レンジ:96円50銭-98円80銭

《FA》