NY外為:ドル買い優勢、FRBの利下げ先送り観測

NY外為市場でドル買いが優勢となった。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利下げを急がない姿勢を示したほか、先週末発表されたFRBがインフレ指標として注目のPCE価格指数の2月分の伸びの拡大やコア指数も前月分が上方修正されるなど、インフレの根強さが示されため利下げ先送り観測に米国債相場が下落。10年債利回りは4.24%まで上昇し、3月26日来の高水準となった。

ドル・円は151円40銭から151円47銭まで上昇し日中高値を更新。ユーロ・ドルは1.0777ドルまで下落し、日中安値を更新。ポンド・ドルは1.2603ドルまで下落し、28日来の安値を更新した。

《KY》