NY外為:円軟調、日銀の金融政策変更の思惑

NY外為市場で円は軟調に推移した。日銀が来週開催する金融政策決定会合で緩和策を修正するとの見方が引き続き円売り材料となった。

トヨタ自動車や日産自動車は13日、今年の春季労使交渉で賃上げと一時金について労働組合側の要求に満額回答すると発表したほか、大手企業からも昨年を上回る水準の回答が相次いでいると報じられており、来週開催される日本銀行の金融政策決定会合でマイナス金利解除を後押しするとの見方も強まりつつある。

ドル・円は147円85銭の円安値圏でもみ合い。ユーロ・円は朝方161円95銭まで上昇し、8日来の円安・ユーロ高を更新したのちも161円70銭の円安値圏で推移。ポンド・円は189円54銭まで上昇したのち、189円20銭の円安値圏での推移となった。

《KY》