英ポンド週間見通し:もみ合いか、英インフレ圧力も日本の賃上げで円買いも

■弱含み、日銀政策を巡る思惑でポンド売り強まる

今週のポンド・円は弱含み。英中央銀行による早期利下げの可能性は高まっていないものの、日本銀行は3月開催の金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除するとの見方が強まった。将来的に利上げを検討する可能性もあることから、リスク回避的なポンド売り・円買いが観測された。取引レンジ:188円24銭-191円19銭。

■もみ合いか、英インフレ圧力も日本の賃上げで円買いも

来週のポンド・円はもみ合いか。英スナク政権は総選挙に向け国民保険料を引き下げ、インフレ圧力によりポンドは売りづらい展開となりそうだ。英中央銀行もタカ派姿勢を維持し、ポンドを支援しよう。ただ、日本銀行金融政策決定会合を翌週に控え、日本の賃金上昇により緩和政策修正を見込んだ円買いがポンドを下押しする可能性がある。

○発表予定の英国の主要経済指標・注目イベント
・13日:1月鉱工業生産(12月:前月比+0.6%)

予想レンジ:187円00銭-191円00銭

《FA》