豪ドル週間見通し:伸び悩みか、早期利下げの思惑広がる

■伸び悩み、日銀政策修正観測で円買い強まる

今週の豪ドル・円は伸び悩み。10-12月期国内総生産(GDP)の減速を受けて、リスク選好的な豪ドル買いは縮小。また、今月開催となる日本銀行金融政策決定会合でマイナス金利解除など政策修正観測が高まり、週後半はリスク回避的な豪ドル売り・円買いが優勢となった。取引レンジ:97円28銭-98円21銭。

■伸び悩みか、早期利下げの思惑広がる

来週の豪ドル・円は伸び悩みか。10-12月期国内総生産(GDP)の伸び率鈍化で景気減速が示されたほか、インフレは緩和されつつあることで豪準備銀行(中央銀行)による早期利下げの思惑が浮上している。一方、3月18-19日開催の日銀金融政策決定会合に向けて、高水準の賃上げ実現見通しなどを背景に、マイナス金利が解除されるとの観測が高まっており、円売りは抑制されそうだ。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:96円00銭-99円00銭

《FA》