NY外為:ユーロ続伸、ギリシャ中銀総裁、利下げ急がない姿勢示す

ギリシャ中銀のストゥルナラス総裁は英国での講演で、欧州中央銀行(ECB)は連邦準備制度理事会(FRB)よりも対処すべき問題が困難であるとの見通しを示した。債務問題などが域内の重しになっていることなどを理由に挙げた。利下げに関しては6月まで待ち、各会合で25BPと小幅な利下げが望ましいとの考えを示した。

ECBが利下げを急がないとの見方にユーロ買いが強まったと見られ、ユーロ・ドルは、1.0860ドルまで上昇し22日来の高値を更新後も高止まり。ユーロ・円は163円60銭まで上昇し、昨年11月来の円安・ユーロ高を更新した。ユーロ・ポンドは0.8551ポンドで推移した。

《KY》