ダウ先物が300ドル超上昇 米CPIが予想下回る=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:50)
ダウ先物 34728(+343.00 +1.00%)
S&P500 4482.50(+57.25 +1.29%)
ナスダック100先物 15803.50(+256.50 +1.65%)

米株価指数先物市場でダウ先物が300ドル超上昇しているほか、ナスダック100、S&P500も1%超の大幅高となっている。本日は買い先行で始まりそうだ。

先ほど発表の米消費者物価指数(CPI)が株価を押し上げている。日本時間22時半に発表になった10月の米消費者物価指数(CPI)は総合指数で前月比横ばいと予想を下回った。コア指数も0.2%上昇と予想を下回っている。ガソリン価格の下げが全体を押し下げた。最近注目を浴びている住宅を除いたコアサービスインフレ、いわゆるスーパーコアも計算値で前月比0.2%と前回の0.6%から大きく低下している。

ここ数カ月は多少の波があったものの、インフレは40年ぶりの高水準を記録した昨年から大きく落ち着いている。FRBにとって心強い兆候を示しているものと思われ、パウエルFRB議長は追加利上げの可能性を温存しているものの、今回の米CPIは市場に広がっているFRBの利上げ終了観測を正当化する内容。市場はまた、FRBの利下げを開始時期を発表前の6月から3月に前倒ししている。

11月に入って反騰の動きを見せている株式市場にとっては強い追い風ではある。

ダウ採用銘柄のホーム・デポ<HD>が取引開始前に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高は四半期連続の減収となったものの予想ほどではなかった。ただ、ホームセンター需要の減退を示唆する弱い内容ではある。ただ、株価は警戒したほどの弱さでもなかったとの見方から上げの反応を見せている。

*米消費者物価指数(10月)22:30
結果 0.0%
予想 0.1% 前回 0.4%(前月比)
結果 3.2%
予想 3.3% 前回 3.7%(前年比)
結果 0.2%
予想 0.3% 前回 0.3%(コア・前月比)
結果 4.0%
予想 4.1% 前回 4.1%(コア・前年比)
スーパーコア:0.2%(前月比)

(NY時間09:00) 時間外
ホーム・デポ<HD> 294.98(+6.91 +2.40%)

アップル<AAPL> 187.52(+2.72 +1.47%)
マイクロソフト<MSFT> 371.75(+5.07 +1.38%)
アマゾン<AMZN> 145.20(+2.61 +1.83%)
アルファベット<GOOG> 135.94(+2.30 +1.72%)
テスラ<TSLA> 235.56(+11.85 +5.30%)
メタ・プラットフォームズ<META> 335.02(+5.83 +1.77%)
AMD<AMD> 119.61(+2.82 +2.41%)
エヌビディア<NVDA> 496.69(+10.49 +2.16%)