豪ドル週間見通し:底堅い展開か、中銀会合議事要旨や雇用統計に注目

■弱含み、中国経済懸念や日銀政策修正の思惑で豪ドル売り強まる

今週の豪ドル・円は弱含み。中国の6月の消費者物価指数が横ばいに鈍化し、生産者物価指数もマイナス幅を拡大したことで、経済低迷が懸念され豪ドルへの売り圧力になった。また、日本銀行7月会合に向けて政策修正思惑が強まり、円買い戻しの動きも広がった。取引レンジ:93円27銭-95円48銭。

■底堅い展開か、中銀会合議事要旨や雇用統計に注目

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。7月理事会議事要旨の発表では、追加引き締め余地をめぐる見解に関心が集まる。6月雇用統計の発表もあり、利上げの影響は尾を引かず前回みられた改善傾向が続くのか注目される。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・18日:豪準備銀行7月理事会議事要旨
・20日:6月雇用統計(5月:失業率3.6%、雇用者数増減+7.59万人)

予想レンジ:93円50銭-96円50銭

《FA》