パンデミック中に米消費者が蓄積した超過貯蓄は、米国の大半の家計ですでに使い果たされているとの指摘がエコノミストから出ている。家計の超過貯蓄は2021年8月の2．2兆ドルがピークで、年末までにそれは完全に枯渇する可能性が高いという。
消費者は現在、過去数年間のトレンドを上回るペースで消費していると推定されるが、今後はこの勢いも弱まることが予想される。そのため、米消費者は今後、労働市場の動向に対してますます敏感になることが予想される中、失業率が上昇し、それが支出の伸びの鈍化と消費者の延滞率上昇につながる可能性があるとも指摘している。