【市場反応】米5月コアPCE価格指数が予想外に鈍化、追加利上げ観測緩和でドル買いが後退

米5月個人所得は前月比+0.4%と、伸びは予想を上回った。4月+0.3%と+0.4%から下方修正された。個人消費支出(PCE)は前月比+0.1%と、4月+0.6%から予想以上に鈍化。

米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している燃料や食品を除いたコアPCE価格指数は前年比+4.6%と、予想外に4月+4.7%から伸びが鈍化した。

コアインフレ鈍化でFRBの追加利上げ観測が緩和し、米国債相場は反発。10年債利回りは3.82%まで低下した。ドル買いも後退し、ドル・円は144円75銭から144円35銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0852ドルから1.0896ドルまで上昇した。

【経済指標】・米・5月コアPCE価格指数:前年比+4.6%(予想:+4.7%、4月:+4.7%)・米・5月個人所得:前月比+0.4%(予想:+0.3%、4月:+0.3%←+0.4%)・米・5月個人消費支出(PCE):前月比+0.1%(予想:+0.2%、4月:+0.6%←+0.8%)

《KY》