このあと5月の米新築住宅販売件数 減少予想もトレンドに変化はなしか

このあと日本時間23時に5月の米新築住宅販売件数が発表される。予想は年率換算で67.4万件と前回から減少が見込まれている。米労働市場がなお堅調に推移していることもあり、米住宅市場は需要回復傾向が鮮明になっている一方、特に中古市場で供給が追い付かない状況が顕著になっている。

住宅ローン金利の高騰で低金利時代に購入した住宅所有者が住み替えを手控えていることが要因として挙げられており、そのため住宅購入者は中古市場を諦め、新築に目を向けている状況が指摘されている。コスト低下で新築価格が低下していることも後押ししているようだ。

今回は前回から減少が見込まれているものの、そのトレンドに変化はないものと見られている。

なお、今月発表になっていた住宅建設業社のセンチメントを示すNAHB住宅市場指数は10カ月ぶりの高水準となっていた。

米新築住宅販売件数(5月)23:00
予想 67.4万件 前回 68.3万件