豪ドル週間見通し:底堅い展開か、豪利上げ継続の可能性

■上昇、豪雇用改善や日銀緩和継続で豪ドル買い続く

今週の豪ドル・円は上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ停止期待による株高にともない、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが観測された。6月15日発表の5月豪雇用統計が市場予想を上回ったことや日本銀行が金融緩和策の継続を決定したことも豪ドル買い・円売りにつながった。取引レンジ:93円78銭-97円58銭。

■底堅い展開か、豪利上げ継続の可能性

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。5月雇用統計で失業率が予想外に低下し、雇用者数も予想を大きく上回る増加となり、豪準備銀行(中央銀行)の利上げ継続観測の高まりが見込まれ、豪ドル買いに振れやすい。ユーロ高・ドル安傾向も資源価格高につながり、豪ドル買いの支援材料に。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・20日:豪準備銀行6月理事会議事要旨

予想レンジ:96円00銭-99円50銭

《FA》