【市場反応】米1Q単位労働コストが伸び加速、ドル買い優勢

米1-3月期非農業部門労働生産性速報値は前期比年率-2.7%と、昨年4-6月期来のマイナスに落ち込んだ。同期単位労働コスト速報値は前期比年率+6.3%と、昨年7-9月期来で最大の伸びとなった。

同時刻に発表された先週分新規失業保険申請件数(4/29)は前週比1.3万件増の24.2万件と予想24.0万件を上回った。失業保険継続受給者数(4/22)は180.5万人と、予想186.5万人を下回り3月末以降で最小となった。3月貿易収支は―642億ドル。赤字幅は昨年11月来で最小となった。

単位労働コスト速報値の予想以上の伸びを受けて10年債利回りは3.39%まで上昇。ドル買いが強まり、ドル・円は134円40銭から134円70銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.1080ドルから1.1013ドルまで下落。

【経済指標】・米・1-3月期非農業部門労働生産性速報値:前期比年率-2.7%(予想:-2.0%、10-12月期:+1.6%←+1.7%)・米・1-3月期単位労働コスト速報値:前期比年率+6.3%(予想:+5.6%、10-12月期:+3.3%←+3.2%)・米・3月貿易収支:―642億ドル(予想:-631億ドル、2月:-706億ドル←-705億ドル)・米・先週分新規失業保険申請件数:24.2万件(予想:24.0万件、前回:22.9万件←23.0万件)・米・失業保険継続受給者数:180.5万人(予想:186.5万人、前回:184.3万人←185.8万人)