【市場反応】米4月ISM製造業景況指数が予想上回る、追加利上げ観測強まりドル買い

米4月ISM製造業景況指数は47.1と、3月46.3から予想以上に改善した。ただ、活動の拡大と縮小の境目50を6カ月連続で下回った。同指数の支払い価格は53.2と3月49.2から低下予想に反し上昇し昨年7月来で最高となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げを正当化する結果となった。

同時刻に発表された米3月建設支出は前月比+0.3%と、4カ月ぶりのプラスに改善。昨年11月来で最大の伸びを記録した。

事前に発表された米4月製造業PMI改定値は50.2と、予想外に速報値50.4から下方修正されたが昨年11月来の50を回復。活動の拡大となった。

FRBの追加利上げを織り込むドル買いが強まりドル・円は137円26銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1035ドルから1.0988ドルまで下落した。

【経済指標】・米・3月建設支出:前月比+0.3%(予想:+0.2%、2月:-0.3%←-0.1%)・米・4月ISM製造業景況指数:47.1(予想:46.8、3月:46.3)・米・4月製造業PMI改定値:50.2(予想:50.4、速報値:50.4)