このあと4月のISM製造業景気指数 米製造業のセンチメント低下が見込まれる

このあと日本時間23時に4月のISM製造業景気指数が発表される。予想コンセンサスは46.7と前回から若干の上昇が見込まれているものの、判断基準である50は6カ月連続で下回ることが予想されている。前回3月分は新規受注と雇用指数の低下が目立ち、2020年5月以来の低水準となった。予想も下回っている。

金利上昇、リセッション(景気後退)への懸念、更には銀行の混乱による融資基準のタイト化が警戒される中、米製造業のセンチメントは弱い。消費者の間で裁量支出の対象をモノからサービスへとシフトさせる動きが進んでいることも圧迫している状況。今回もその流れが続くことが予想されている。

ただ、今週のFOMCでの利上げ見通しには影響はないものと見られる。

なお、同時刻に3月分の米建設支出も発表される。

ISM製造業景気指数(4月)23:00
予想 46.7 前回 46.3

建設支出(3月)23:00
予想 0.1% 前回 -0.1%(前月比)