今週の日経平均終値は3万8646円で、前週末比141円安でした。
今週の日経平均は2週ぶりに小反落しました。週間高値は3万9437円（650円高）までありましたが長続きせず、結局は目先の上値の限界を示すように上ヒゲの長い週足陰線を引いています。13週移動平均線（3万8998円）がちょっとした上値抵抗線にもなったようで、目先は今週の高値・先週の安値の間でもみ合う可能性が高そうです。上場企業の3月決算が全て出そろい前期は3期連続の最高益更新（最終益）となりましたが、今期は現時点で5期ぶりとなる減益予想（2％）で業績相場としては物足りないでしょう。自動車中心に為替で収益が左右される部分が大きくなっており、より円相場次第という不安定で中身の薄い状況です。そして円安の割りに肝心の日本の輸出数量が伸びていない点がより収益上振れ期待を削いでいます。相場の基調自体は安定的ですが上値を買って行く材料の乏しい状態が当面は続きそうです。（ストック・データバンク 編集部）