<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2024年5月2日

今週の日経平均終値は3万8236円で、前週末比301円高でした。

今週の日経平均は大型連休の谷間でありながらも2週連続で上昇しました。米インフレや長期金利の上昇という逆風が多少はありましたが、その中でも米国株が一定の下値を形成してきたことで安心感が出てきたようです。日銀の介入は今のところプラスにもマイナスにも働いていない様子ですが、米長期金利の高止まりが続くなら勝てない介入になりかねずその場しのぎの窮乏策に終わります。円相場は1ドル=160円のカベを抜けると、175円辺りに小さい抵抗ポイントはありますが、大局的には200円台まで節目らしい節目がありません。国力の大きな変化が起きており介入レベルではメガトレンドには対抗できない可能性があります。円安は日経平均を一定程度は押し上げますが、通貨安は国力そのものですので円安で株価が上がるにはいずれ限界がくるかもしれません。(ストック・データバンク 編集部)