アジア株 豪州株は大幅反落、2週間ぶり安値 中国市場は労働節で休場、6日に取引再開

アジア株 豪州株は大幅反落、2週間ぶり安値 中国市場は労働節で休場、6日に取引再開

東京時間10:44現在
香港ハンセン指数 17763.03(休場)
中国上海総合指数 3104.82(休場)
台湾加権指数 20396.60(休場)
韓国総合株価指数 2692.06(休場)
豪ASX200指数 7574.70(-89.38 -1.22%)

アジア株式市場の大半は労働節のため休場。中国は3日まで休み、6日から取引を再開する。

豪州株は3営業日ぶりに反落、約2週間ぶり安値をつけている。前日の米株大幅下落を受け売り優勢で始まった。堅調な米経済統計を受けFOMCでパウエルFRB議長がタカ派姿勢を示す可能性。根強いインフレや堅調な雇用指標を受け、年内FRBが利下げを開始できるか疑問視されている。

原油や金など商品価格の下げが嫌気されており、石油会社のサントスやアンポル、ウッドサイド・エナジー、 ビーチ・エナジー、鉱業会社のリオティント、非鉄金属メーカーのBHPグループ、アルミニウム大手のアルミナ、貴金属メーカーのノーザンスター・リソーシズなど、エネルギーや素材関連が大幅下落している。そのほか、ハイテクや不動産、消費財、資本財、コミュニケーションサービス関連も総じて下落している。

豪中銀は3月会合では追加利上げを検討しなかったが、来週7日の会合では利上げ議論を再開するとの見方が広がっている。豪中銀はインフレ鈍化を確信するにはまだ時間が必要だとしており、頑固なインフレを受けブロック総裁がタカ派姿勢を示す可能性がある。予想を上回る豪CPIを受け年内の利下げ観測はほぼ消滅、一部では年内さらなる利上げを予想する声も聞かれる。なお、7日には豪中銀最新四半期経済見通しも公表される。