東京株式(寄り付き)=反落、米株急落でリスク回避目的の売り優勢

1日の東京株式市場は大きく売り先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前営業日比298円安の3万8107円と反落。

前日の欧州株市場で主要国の株価指数が全面安商状となったほか、米国株市場でもNYダウが570ドルあまりの下げで今年最大の下げ幅をみせるなどリスク回避ムードが強まった。米雇用指標の高止まりを受けた米長期金利上昇を背景に、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数はダウを上回る2%強の下落となっている。東京市場でも欧米株安で投資マインドが冷やされるなか、日経平均は下値を試す動きを余儀なくされている。日本時間あす未明に開示されるFOMCの結果と、パウエルFRB議長の記者会見を見極めたいとの思惑から、押し目に積極的に買い向かう動きも見込みにくい状況にある。