3月のISM製造業景気指数、22年9月以来の50回復

日本時間23時に3月のISM製造業景気指数が発表され、50.3と2022年9月以来の判断基準の50を回復した。新規受注と生産が大きく回復しており、雇用も50は下回っているものの、前回から上昇した。

発表元のISMによると「需要は依然として回復の初期段階にあり、状況改善の明確な兆候が見られる。企業が再び拡大に転じており、生産は1月と2月に比べて急増した」と述べた。

3月は、繊維、非金属鉱物、紙製品、石油を筆頭に9業種がプラスとなった一方、家具、プラスチック・ゴム製品、電気機器など6業種は低下した。

これを受けて、米国債利回りが上げ幅を拡大しており、米株式市場は下げ幅を広げ、為替市場はドル買いの反応が見られている。

*ISM製造業景気指数(3月)23:00
結果 50.3
予想 48.3 前回 47.8
新規受注 51.4(49.2)
生産 54.6(48.4)
雇用 47.4(45.9)
入荷遅延 49.9(50.1)
在庫 48.2(45.8)
仕入価格 55.8(52.5)
輸出 51.6(51.6)
()は前回