ダウ先物は上昇 アルファベットが時間外で上昇 FOMCの結果待ちの雰囲気も=米国株

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:47)(日本時間21:47)
ダウ先物 39222(+69.00 +0.18%)
S&P500 5220.50(+37.75 +0.73%)
ナスダック100先物 18275.75(+217.00 +1.20%)

米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも上昇している。エヌビディア<NVDA>やテスラ<TSLA>、アルファベット<GOOG>が時間外で上昇しており、ひとまず安心感が広がっている模様。

ただ、明日からのFOMCを前に、その結果を見極めたい雰囲気が強い。政策は据え置きが有力視されているが、今回は各委員の金利見通し(ドット・プロット)が公表され、市場は注目している。12月FOMC時点での見通しの中央値は、今年末までに3回の利下げを予想し、市場はハト派な驚きとなった。FRBは現在、市場の年内利下げ観測は追認しているものの、もう少し証拠が必要とのスタンスを強調している。

ただ、先週発表のインフレ指標がインフレの粘着性を占示したことから、市場は年内の利下げ期待を後退させている。短期金融市場では、6月利下げ開始期待を後退させているほか、年内3回、計0.75%ポイントの利下げも完全には織り込んでいない。今回もドット・プロットは年内3回の利下げを見込むとの見方がコンセンサスにはなっているものの、下振れリスクも意識されているようだ。

エヌビディア<NVDA>が時間外で4日ぶりに反発。アナリストが目標株価を従来の880ドルから1050ドルに引き上げた。投資判断は「買い」継続。

アルファベット<GOOG>が時間外で上昇。アップル<AAPL>がアイフォーンのソフトウエアに今年搭載する新たな機能を強化するため、グーグルの生成AI「ジェミニ」のライセンスを取得する交渉を活発に行っていると伝わった。

テスラ<TSLA>が時間外で続伸。週末にウェブサイトで、すべての「モデルY」の価格を4月1日に1000ドル値上げすると発表した。

(NY時間08:57)(日本時間21:57)時間外
アップル<AAPL> 174.55(+1.93 +1.12%)
マイクロソフト<MSFT> 412.13(-4.29 -1.03%)
アマゾン<AMZN> 175.80(+1.38 +0.79%)
アルファベット<GOOG> 149.76(+7.59 +5.34%)
テスラ<TSLA> 170.15(+6.58 +4.02%)
メタ<META> 490.46(+6.36 +1.31%)
エヌビディア<NVDA> 902.26(+23.89 +2.72%)
AMD<AMD> 194.00(+2.94 +1.54%)
イーライリリー<NVDA> 758.00(+3.83 +0.51%)