このあと3月調査分のミシガン大消費者信頼感指数 消費者のインフレ期待に注目も

このあと日本時間23時に3月調査分のミシガン大消費者信頼感指数速報値が発表される。予想コンセンサスは77.1と3カ月ぶりに低下した前回から反転が見込まれている。消費者のセンチメントは改善傾向が続いており、その流れが今回も継続すると見込んでいるようだ。

この指標は最近ではむしろ、消費者のインフレ期待のほうが注目度が高いのかもしれない。1年先のインフレ期待
は3.1%、5-10年先は2.9%が予想されている。
市場は今週のインフレ統計を経て、FRBの利下げ期待をやや後退させている。6月の利下げ開始がなお予想のコンセンサスではあるが、ややその見方に黄色信号を点灯させているようだ。予想を上回る結果であれば敏感に反応する可能性も留意される。

なお、ミシガン大学消費者信頼感指数は500件のサンプルによるアンケート調査をもとに算出されるが、速報段階では300件の調査をもとに発表される。

*ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(3月)23:00
予想 77.1 前回 76.9
・1年先のインフレ期待
予想 3.1% 前回 3.0%
・5-10年先のインフレ期待
予想 2.9% 前回 2.9%