豪ドル週間見通し:もみ合いか、1月消費者物価指数に注目

■強含み、早期利下げ観測後退で豪ドル買い強まる

今週の豪ドル・円は強含み。豪準備銀行(中央銀行)の2月理事会議事要旨でインフレ抑制にまだ確信が持てない状況が示され、早期利下げ観測は後退し、豪ドル買い・円売りが優勢となった。日本、中国の株高も好感されたようだ。取引レンジ:98円00銭-98円68銭。

■もみ合いか、1月消費者物価指数に注目

来週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)の2月理事会議事要旨では、依然強い労働市場などからインフレ抑制に確信が持てない状況が示されており、豪ドルは売りづらい。ただ、1月の消費者物価指数が4カ月連続低下となる場合は早期利下げ観測が高まり、豪ドル売りが強まる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・2月28日:1月消費者物価指数(12月:前年比+3.4%)
・2月29日:1月小売売上高(12月:前月比-2.7%)

予想レンジ:97円50銭-99円50銭

《FA》