豪ドル週間見通し:下げ渋りか、豪中銀理事会議事要旨に注目

■強含み、日銀緩和継続の可能性高まる

今週の豪ドル・円は強含み。2月15日発表の日本の10-12月期国内総生産(GDP)1次速報は2期連続のマイナス成長となり、日本銀行による早期政策修正観測は後退し、豪ドル買い・円売りが優勢となった。ただ、同日発表された1月豪失業率は予想以上に上昇したことでリスク選好的な豪ドル買い・円売りはやや縮小した。取引レンジ:97円07銭-98円26銭。

■下げ渋りか、豪中銀理事会議事要旨に注目

来週の豪ドル・円は下げ渋りか。1月雇用統計で失業率は予想以上に上昇し、豪準備銀行(中央銀行)の利下げ時期は早まるとの見方が浮上し、豪ドル売りが強まる可能性がある。ただ、豪準備銀行2月理事会議事要旨でインフレ懸念が指摘された場合は、早期利下げ観測は後退し、豪ドル買いがやや強まる可能性は残されている。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・20日:豪準備銀行2月理事会議事要旨

予想レンジ:96円50銭-99円50銭

《FA》