英ポンド週間見通し:上げ渋りか、英経済の先行き不透明感残る

■強含み、日英金利差縮小の思惑後退で一時190円台

今週のポンド・円は強含み。日本と英国の10-12月期国内総生産(GDP)はいずれも市場予想を下回ったが、日本銀行はマイナス金利解除後も緩和的な金融環境を維持するとの見方は変わらず、日英金利差縮小を想定したポンド売り・円買いは縮小した。取引レンジ:187円86銭-190円08銭。

■上げ渋りか、英経済の先行き不透明感残る

来週のポンド・円は上げ渋りか。2月14日に発表された英消費者物価指数(CPI)などインフレ指標は弱含みとなり、英国経済の先行き不透明感は消えていないことから、ポンドは買いづらい。一方、日本銀行の緩和策継続が予想されており、リスク回避の円買い拡大の可能性も低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・22日:2月製造業PMI(1月:47.0)
・22日:2月サービス業PMI(1月:54.3)

予想レンジ:187円00銭-191円00銭

《FA》