本日はFOMCの結果発表 タカ派なメッセージを送るとの見方

本日は午後にFOMC結果が発表される。今回は据え置きが確実視されているが、FRBのスタンスを探るうえで、パウエル議長の会見が注目されそうだ。前回のFOMCでは、委員の金利見通し(ドット・プロット)が今年3回の利下げを見込み、ハト派サプライズとなった。市場では、3月利下げ開始は後退しているとはいえ、早期利下げ期待はなお根強い。短期金融市場では5月FOMCまでの利下げ開始期待を85%程度で織り込んでいる。

ただ、今月発表の米雇用統計や消費者物価指数(CPI)が予想を上回る内容となり、先週のGDP速報値も強い内容となった。PCEデフレータはインフレ鈍化を期待させる内容ではあったが、パウエル議長の会見は、市場の早期利下げ期待にブレーキをかけるタカ派な内容になるのとも見られている。日本時間1日午前4時に結果発表、4時半にパウエル議長の会見が始まる予定。