英ポンド週間見通し:もみ合いか、英中銀政策金利は据え置きの公算

■下げ渋り、英中銀による早期利下げ観測後退でポンド売り縮小

今週のポンド・円は下げ渋り。日本銀行のマイナス金利政策早期解除の思惑でリスク回避のポンド売り・円買いが一時優勢となったが、ポンド・円は187円台前半で下げ渋った。その後、英国のインフレがすみやかに緩和されるとの見方は後退し、英中央銀行による早期利下げ観測は後退したことから、ポンド売りは縮小。週末前は主に188円を挟んだ水準で推移。取引レンジ:187円13銭-188円92銭。

■もみ合いか、英中銀政策金利は据え置きの公算

来週のポンド・円はもみ合いか。英中央銀行金融政策委員会(MPC)で利下げに慎重な姿勢が改めて示された場合、ポンド買いに振れやすい。ただ、英国経済の不透明感が深まり、ポンドの上昇は限定的となりそうだ。一方、日本銀行は現行の政策維持を決定し、当面の緩和政策を見込んだ円売りが出やすい。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・2月1日:英中央銀行MPC政策金利発表(現状維持の予想)

予想レンジ:186円00銭-190円00銭

《FA》