豪ドル週間見通し:弱含みか、10-12月期消費者物価指数に注目

■弱含み、日銀の金融政策修正観測高まる

今週の豪ドル・円は弱含み。日本銀行は金融政策の現状維持を決定したが、経済・物価情勢の展望(展望レポート)で、物価目標の実現確度が少しずつ高まっていると明記したことから、マイナス金利政策の3月解除観測が浮上。週後半はリスク回避の豪ドル売り・円買いがやや優勢となった。取引レンジ:96円92銭-97円89銭。

■弱含みか、10-12月期消費者物価指数に注目

来週の豪ドル・円は弱含みか。雇用情勢悪化を受けて豪準備銀行(中央銀行)の追加利上げ観測は後退し、年内利下げ観測が浮上している。来週発表される10-12月期消費者物価指指数が市場予想を下回った場合、年内利下げ観測が高まり、リスク回避の豪ドル売り・円買いがやや強まる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・1月30日:12月小売売上高(11月:前月比+2.0%)
・1月31日:10-12月期消費者物価指数(7-9月期:前年比+5.4%)

予想レンジ:96円00銭-98円00銭

《FA》