英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英中銀による早期利下げ観測は後退

■上昇、英インフレ緩和の思惑後退でポンド売り縮小

今週のポンド・円は上昇。米国の早期利下げ観測は後退し、ポンド売り・米ドル買いが一時優勢となった。しかしながら、英インフレ緩和の思惑は後退し、米ドル・円相場は円安方向に振れた関係でポンドは対円で強い動きを見せた。一時189円に接近し、週末前も主に188円台で推移。取引レンジ:184円66銭-188円93銭。

■下げ渋りか、英中銀による早期利下げ観測は後退

来週のポンド・円は下げ渋りか。1月17日に発表された英国のインフレ指標は再加速が鮮明になり、英中央銀行の早期利下げ観測後退でポンド買いは続く可能性がある。ただ、1月24日の製造業とサービス業PMIが市場予想を下回った場合、リスク選好的なポンド買い・円売りは縮小する可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・24日:1月製造業PMI(12月:46.2)
・24日:1月サービス業PMI(12月:53.4)

予想レンジ:186円50銭-190円00銭

《FA》