英ポンド週間見通し:下げ渋りか、日銀の緩和継続予想で円買い抑制も

■強含み、日英金利差縮小観測後退でポンド売りは縮小

今週のポンド・円は強含み。日英金利差縮小観測は後退し、リスク回避的なポンド売り・円買いは縮小。英国経済の先行きについて慎重な見方は多いものの、原油先物の下げ幅は縮小し、日経平均株価は大幅に上昇したことからポンド買い・円売りの取引が増えた。取引レンジ:182円76銭-186円16銭。

■下げ渋りか、日銀の緩和継続予想で円買い抑制も

来週のポンド・円は下げ渋りか。英中央銀行は早期利下げについて引き続き否定的な見解を示し、ポンドは売りづらい。ただ、1月17日発表の12月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回った場合、ポンドに下押し圧力が強まる。一方、日本銀行は今月開催の金融政策決定会合で緩和方針を堅持する公算。円買い興味が強まる状況ではないとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・17日:12月消費者物価コア指数(11月:前年比+5.1%)

予想レンジ:183円50銭-186円00銭

《FA》