英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、日銀緩和継続で円売り継続も

■堅調推移、日英金利差維持の思惑強まる

先週・今週のポンド・円は堅調推移。日本銀行によるマイナス金利政策は当面維持される可能性が高いこと、インフレ緩和でも英中央銀行は政策金利の引き下げを急がないとの見方が広がった。ポンド・円は一時179円を下回ったものの、日米金利差の維持を想定した円売り・米ドル買いが増えた関係で一時184円台前半までポンド高・円安に振れる場面があった。取引レンジ:178円75銭-184円31銭。

■底堅い値動きか、日銀緩和継続で円売り継続も

来週のポンド・円は底堅い値動きか。英中央銀行は早期利下げについては引き続き否定的であり、早期利下げを想定したポンド売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。一方、日本銀行は大規模緩和政策を堅持するとの見方は変わらず、ポンド・円相場を支える見通し。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・12日:11月鉱工業生産(10月:前月比-0.8%)

予想レンジ:182円00銭-186円00銭

《FA》