ダウ先物は200ドル超下落 年始は売り先行で始まりそうな気配=米国株

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:50)(日本時間22:50)
ダウ先物 37775(-237.00 -0.62%)
S&P500 4781.00(-39.00 -0.81%)
ナスダック100先物 16843.25(-180.25 -1.06%)

きょうから2024年の相場がスタートするが、米株価指数先物市場でダウ先物は200ドル超下落しており、本日の米株式市場は売り先行で始まりそうな気配だ。

特段の悪材料が出ている訳ではなさそうだが、株価指数は昨年末まで9週連続で上昇し、最高値更新を続ける中で、高値警戒感が出ているもの思われる。米国債利回りも本日は上昇しており、昨年上げをリードしたIT・ハイテク株も時間外で軟調に推移している。

市場は、今年のFRBの利下げ開始を確信し、短期金融市場では3月までの利下げ開始をかなりの確率で織り込んでいる。今週発表される米雇用統計などの雇用指標やFOMC議事録などが、市場の見方を正当化すると期待しているようだ。

ただ、行き過ぎとの声も絶えない中で一部からは、「問題は、現在の米株式市場はすべてが上手く行くことを想定して値付けし、最高値圏にある点だ。想定外の動きが出れば、投資家の意識が一旦、急速に下に傾き易くなっている」との声も出ている。

アップル<AAPL>が時間外で軟調。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を160ドルとした。アイフォーンの販売台数が低調で、マック、iPad、ウェアラブルも回復が見られないという。

仮想通貨関連株が時間外で上昇。ビットコインが約2年ぶりに4万5000ドル台を回復したことが好感されている。ビットコインに直接投資する上場投資信託(ETF)の米当局承認への期待感が強まっている。1月10日までに米証券取引委員会(SEC)が発表。

テスラ<TSLA>が時間外で小幅高。先ほど第4四半期の出荷台数を公表し、48万4507台となった。市場予想は48万3173台でコンセンサスとほぼ一致した。生産台数は49万4989台と予想の48万2336台を上回っている。これで2023年の納車台数は前年比38%増の181万台、生産台数は前年比35%増の185万台となった。

(NY時間09:00)(日本時間23:00)時間外
コインベース<COIN> 177.00(+3.08 +1.77%)
マラソン・デジタル<MARA> 26.77(+3.28 +13.96%)
ライオット<RIOT> 16.98(+1.51 +9.76%)
マイクロストラテジー<MSTR> 684.10(+52.48 +8.31%)

アップル<AAPL> 188.10(-4.43 -2.30%)
マイクロソフト<MSFT> 373.30(-2.74 -0.73%)
アマゾン<AMZN> 150.67(-1.27 -0.84%)
アルファベット<GOOG> 139.60(-1.33 -0.94%)
テスラ<TSLA> 250.69(+2.21 +0.89%)
メタ・プラットフォームズ<META> 350.51(-3.45 -0.97%)
AMD<AMD> 144.30(-3.11 -2.11%)
エヌビディア<NVDA> 493.04(-2.18 -0.44%)