米株式市場は買い先行か

S&P500先物 4,827.50(+ 7.50)ナスダック100先物 17,036.50(+13.00)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は86.00ドル高。長期金利は強弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ

12月29日の主要3指数は軟調。終盤の失速でナスダックは続落、S&Pは6日ふりに下げ、ダウは20 ドル高の37689ドルと4日にマイナスへ転じた。連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測で金利高は抑えられ、序盤は買いが入りやすい地合いでスタート。ただ、足元の強気相場で利益確定や持ち高調整の売りに押され、指数は値を下げる展開に。もっとも終盤は割安銘柄に買い戻しが入り、全般的に底堅さが目立った。本日は下げ渋りか。昨年末に発表された中国PMIは低調な内容となり、世界経済の回復の遅れが意識されやすい。強気相場の一服で全般的に調整の売りが下押ししそうだ。ただ、前月から弱い経済指標が相次ぎ、金利安を手がかりとした買戻しが見込まれる。今週発表の雇用統計は失業率、非農業部門雇用者数、平均時給はいずれも悪化が予想されている。FRBの利下げ時期を早める材料となるため、まとまった売りは想定しにくい。
《FA》