ダウ先物は軟調な一方、ナスダック100は堅調=米国株

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:42)(日本時間22:42)
ダウ先物 37965(-41.00 -0.11%)
S&P500 4834.50(+1.00 +0.02%)
ナスダック100先物 17161.25(+48.00 +0.28%)

米株価指数先物市場でダウ先物は軟調に推移している一方、ナスダック100は堅調な推移を続けている。時間外でIT・ハイテク株が堅調に推移しているようだ。

今年も残すところあと2セッションとなったが、ダウ平均は13%以上、S&P500は24%以上の上昇で終わりそうな気配だ。後者は2022年1月につけた終値ベースの最高値まであと0.5%に迫っている。一方、IT・ハイテク株の比率の高いナスダックは2003年以来最高の44%上昇を記録。AIブームによるIT・ハイテク株の反発によってもたらされた。

主要3指数とも9週連続の上昇となる勢いだが、利下げが来年早々にも実施されるとの期待を市場は膨らませているようだ。米国のソフトランディングに対する楽観論もそれに加わっている

また、今週の米国債入札が好調で、利回りが低下していることもセンチメントを押し上げている模様。投資家は間違いなく、本日の米7年債入札が好調を継続させるかを確認するだろう。結果は日本時間の29日3時過ぎに発表される。

ただ、一部のアナリストからは、FRBの利下げ期待について市場は楽観的過ぎるとの警告が出ている。2024年に向けて株式市場のアキレス腱を1つ挙げるとすれば、FRBが年間を通じて一貫して利下げを行うという予想そのものだという。

しかし、必ずしも株式にとって弱気な議論ばかりではない。米経済成長が企業利益を7-10%増加させるほど力強いものであればなおさらだという。その場合、FRBは利下げを緩やかに進めるか、金利を高水準に保ったままにして置く可能性があるが、企業業績が投資家の信頼感を高め、バリュエーションを緩やかに拡大させる可能性があるという。

仮想通貨関連株が時間外で下落しており、戻り売りが強まっている。ビットコインは本日も堅調に推移しており、関連銘柄も先ほどまで上昇していたが、突如戻り売りが強まり下げに転じている格好。市場からは、ビットコイン以上に関連株がアウトパフォームしているといった指摘も出ていた。

(NY時間08:51)(日本時間22:51)時間外
コインベース<COIN> 181.35(-3.89 -2.10%)
マラソン・デジタル<MARA> 29.61(-1.46 -4.70%)
ライオット<RIOT> 18.50(-0.12 -0.64%)
マイクロストラテジー<MSTR> 662.00(-8.71 -1.30%)

ビットコイン(ドル)(NY時間08:51)
1ビットコイン=42877.55(+536.81 +1.27%)
ビットコイン(円建・参考値)(NY時間08:51)
1ビットコイン=6040589(+75620 +1.25%)
※円はドル円相場からの計算値

アップル<AAPL> 193.63(+0.48 +0.25%)
マイクロソフト<MSFT> 375.20(+1.13 +0.30%)
アマゾン<AMZN> 153.81(+0.40 +0.26%)
アルファベット<GOOG> 142.03(+0.59 +0.42%)
テスラ<TSLA> 263.93(+2.49 +0.95%)
メタ・プラットフォームズ<META> 359.20(+1.37 +0.38%)
AMD<AMD> 146.58(+3.17 +2.21%)
エヌビディア<NVDA> 496.70(+2.53 +0.51%)