英ポンド週間見通し:下げ渋りか、景気回復期待でポンド売り抑制も

■伸び悩み、インフレ緩和の思惑強まる

今週のポンド・円は伸び悩み。日本銀行がマイナス金利政策を維持したことから、リスク選好的なポンド買い・円売りが拡大。対円レートは一時184円台前半まで上昇した。しかしながら、英国のインフレ緩和で早期利下げ観測が浮上し、リスク選好的なポンド買い・米ドル売りは縮小し、ポンド・円は一時180円を下回った。取引レンジ:179円79銭-184円18銭。

■下げ渋りか、景気回復期待でポンド売り抑制も

来週・再来週のポンド・円は下げ渋りか。英中央銀行当局者は早期利下げについては引き続き否定的。景気回復への期待が浮上しており、リスク回避のポンド売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。日本銀行は金融緩和策の継続を決めており、マイナス金利継続はポンド買い材料となる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:179円50銭-182円00銭

《FA》