株価指数先物【引け後】 週初の下落分をほぼ吸収しニュートラルに

日経225先物 33450 +670 (+2.04%)
TOPIX先物 2389.0 +46.0 (+1.96%)

日経225先物(12月限)は前日比670円高の3万3450円で取引を終了。寄り付きは3万2910円とシカゴ日経平均先物清算値(3万2905円)にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まった。直後に付けた3万2880円を安値にリバウンドを強め、現物の寄り付き時には節目の3万3000円を回復。その後も強い基調が続け、前場終盤にかけて3万3350円まで上げ幅を広げた。後場は3万3350~3万3390円処の高値圏で保ち合い、終盤にレンジを上放れると3万3450円まで上げ幅を広げ、本日の高値で取引を終えた。

日経225先物は、前日までの軟調地合いで25日移動平均線まで下げたことにより、調整一巡感からリバウンドが意識されやすかった。節目の3万3000円を回復すると、前場にオプション権利行使価格の3万3125円、3万3250円をクリアし、後場には3万3375円を突破するなか、ヘッジ対応のロングが入り、上へのバイアスが強まった。これにより今週に入っての下落分をほぼ吸収し、週末に12月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えて、ポジションはニュートラルになったといえるだろう。

ボリンジャーバンドが収斂するなか、+1σはナイトセッションで3万3570円辺りに下がってくる。週足の+1σは3万3370円処で推移しているため、まずはオプション権利行使価格の3万3375円辺りでの底固めが意識されやすいだろう。同水準で底堅さがみられるようだと、権利行使価格の3万3375円から3万3500円のレンジが意識され、米国市場がハイテク主導での上昇ともなれば、SQでレンジを切り上げてくる可能性がありそうだ。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.00倍に上昇した。やや日経平均型優位の流れではあったが、東証プライムの値上がり数が9割超を占める全面高商状のなか、トレンドは出にくい状況だった。前日の調整で25日移動平均線まで下げており、本日は25日線の切り上がりに沿った形状を見せている。

手口面では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万4045枚、ソシエテジェネラル証券が2万2908枚、バークレイズ証券が6359枚、みずほ証券が6067枚、ゴールドマン証券が5315枚、JPモルガン証券が5242枚、野村証券が4941枚、サスケハナ・ホンコンが4256枚、モルガンMUFG証券が4140枚、HSBC証券が1948枚だった。

TOPIX先物は、ソシエテジェネラル証券が4万0537枚、ABNクリアリン証券が1万7555枚、野村証券が1万4483枚、ゴールドマン証券が1万1660枚、JPモルガン証券が1万1354枚、ビーオブエー証券が1万1091枚、バークレイズ証券が9488枚、みずほ証券が8947枚、BNPパリバ証券が6526枚、SMBC日興証券が6508枚だった。

⇒⇒[告知]最高5万円が当たる! 「株探アンケート」を実施中

⇒⇒「株探」では、【調査! 24年の日本株戦略】を実施しています。
⇒⇒アンケートにご回答いただいた方から、抽選で「QUOカード」を1名の方に5万円分、 25名の方に1万円分を差し上げます。

⇒⇒※アンケートのご回答はこちらからお願いします。