英ポンド週間見通し:もみ合いか、英インフレ指標や日本の為替介入を注視

■強含み、日英金利差縮小観測は後退

今週のポンド・円は強含み。週前半はリスク選好的なポンド買い・米ドル売りが観測されたが、米追加利上げの可能性は消えていないことや原油安を受けてリスク選好的なポンド買い・円売りは一時縮小した。ただ、日英金利差縮小観測は後退し、米ドル・円相場は円安方向に振れたことによってリスク回避のポンド売り・円買いは拡大しなかった。取引レンジ:184円55銭-185円97銭。

■もみ合いか、英インフレ指標や日本の為替介入を注視

来週のポンド・円はもみ合いか。英中央銀行はインフレ抑制に前向きな見解を示しているものの、消費者物価指数(CPI)の伸びはさらに鈍化する可能性ある。ただ、英国経済が一段と悪化する可能性は低いとみられており、リスク回避的なポンド売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定のNZ主要経済指標・注目イベント
・15日:10月消費者物価コア指数(9月:前年比+6.1%)

予想レンジ:183円00銭-187円00銭

《FA》