NY為替:米利上げサイクル終了観測でドル続落

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、150円24銭から149円21銭まで下落し、149円35銭で引けた。米10月雇用統計で失業率が予想外に上昇し、非農業部門雇用者数の伸びが予想を下回り、賃金の伸びも鈍化、10月ISM非製造業景況指数も予想を下回ったため米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げサイクル終了観測に金利が大幅低下し、ドル売りに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは1.0644ドルから1.0747ドルまで上昇し、1.0732ドルで引けた。ユーロ・円は、159円85銭から160円40銭まで上昇。株高に連れリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2224ドルから1.2390ドルまで上昇。ドル・スイスは、0.9049フランから0.8966フランへ下落した。

《MK》