ダウ先物は横ばい 強いGDPも米国債利回り低下と株買い戻しの反応 メタが時間外で軟調=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:53)
ダウ先物 33148(-2.00 -0.01%)
S&P500 4196.75(-13.00 -0.31%)
ナスダック100先物 14398.50(-79.75 -0.55%)

米株価指数先物市場でダウ先物は横ばいで推移している。先ほど発表になった第3四半期の米GDP速報値は予想を上回るかなり強い内容だったが、米国債利回りが下げの反応を見せており、米株式市場は下げ渋る動きを見せている。

事前に強い内容が予想されていたこともあり、材料出尽くし感が出ている可能性もありそうだ。FRBは来週のFOMCで金利を据え置くとの市場での見通しに変化はない。一部からは「この数字でFRBは利下げには慎重になったかもしれないが、来週のFOMCに向けて針が動いたわけではない。追加利上げと高金利維持はあり、立て続けの追加利上げ継続はなしだ」と述べている。

メタ<META>が決算を受けて時間外で下落しており、IT・ハイテク株を圧迫。決算自体は広告市場の回復で良好な内容が示されていたが、同社が決算説明会で2024年に向けて慎重な見通しを示したことが嫌気されている模様。同社のリアリティ・ラボ部門が37億ドルの損失を出したことでコスト管理についても懸念が高まったようだ。

UPS<UPS>も先ほど決算を発表し、労組との契約によるコスト増と荷物の需要減で通期見通しを下方修正した。時間外で株価は下落。

一方、サウスウエスト航空<LUV>も先ほど決算を発表。2024年に向けて輸送能力の伸びを縮小させ、現在の旅行需要に合わせて最適化すると発表したことが嫌気されている。

本日は引け後にアマゾン<AMZN>、インテル<INTC>が決算を発表するほか、フォード<F>も発表。フォードは全米自動車労組(UAW)と暫定合意したと伝わっている。

(NY時間09:03) 時間外
UPS<UPS> 141.78(-5.15 -3.51%)
サウスウエスト航空<LUV> 22.96(-0.64 -2.71%)

アップル<AAPL> 170.46(-0.64 -0.37%)
マイクロソフト<MSFT> 340.30(-0.37 -0.11%)
アマゾン<AMZN> 120.25(-1.14 -0.94%)
アルファベット<GOOG> 124.32(-2.35 -1.86%)
テスラ<TSLA> 210.19(-2.23 -1.05%)
メタ・プラットフォームズ<META> 290.75(-8.78 -2.93%)
AMD<AMD> 95.41(-0.65 -0.68%)
エヌビディア<NVDA> 414.76(-3.03 -0.73%)