英ポンド週間見通し:伸び悩みか、中東情勢の不安定化を警戒

■下げ渋り、原油価格の高止まりなどを意識したポンド買いも

今週のポンド・円は下げ渋り。米長期金利の上昇を警戒してリスク回避のポンド売り・米ドル買いが再拡大したが、原油価格の高止まりを意識したポンド買い・円売りも観測されており、対円でポンドは下げ渋った。英中央銀行による追加利上げの可能性は低いものの、金融引き締めの方針は当面維持されるとの見方もポンド買い・円売りにつながったようだ。取引レンジ:181円11銭-182円81銭。

■伸び悩みか、中東情勢の不安定化を警戒

来週のポンド・円は伸び悩みか。9月英消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回っており、英中央銀行による金融引き締め策は長期間維持されるとの見方が強い。ただ、中東情勢の不安定化に伴いリスク回避の円買いが強まる可能性は残されており、ポンド・円は183円近辺で伸び悩む可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・24日 10月製造業PMI(9月:44.3)
・24日 10月サービス業PMI(9月:49.3)

予想レンジ:180円50銭-184円00銭

《FA》