9月の米中古住宅販売件数は4カ月連続の減少 2010年以来の400万件割れ

*米中古住宅販売件数(9月)23:00
結果 396万件
予想 392万件 前回 404万件
中間価格 39.43万ドル(40.41万ドル)
在庫 3.4ヵ月分(3.3ヵ月分)
()は前回値

日本時間23時に9月の米中古住宅販売件数が発表され、年率換算で396万件と4カ月連続の減少となった。ただ、予想は上回った。400万件割れは2010年以来。

米中古住宅市場は在庫不足と高金利が重しとなっており、購入希望者が購入を断念している状況が強まっている。以前より低い住宅ローン金利で固定されていた住宅所有者にも引っ越す動機がない。

発表元の全米不動産業者協会(NAR)のチーフ・エコノミスト、ユン氏は「今年を通してそうであったように、限られた在庫と住宅価格が販売の妨げとなっている」と述べた。

販売価格は9月としては過去最高となっており、住宅の値ごろ感を示す指標は8月に1989年までのデータで最低水準に落ち込んだ。

上記のユン氏によると、先月は約4分の1の住宅が定価より高く売られ、多くの物件がまだ複数のオファーを受けている。入札合戦に敗れ不満を募らせた買い手が、オファーを承認してもらうために、検査や鑑定といった条件付の条件を外すケースが増えているという。

この発表後にダウ平均は下げ幅をやや広げている。

NY株式19日(NY時間10:13)
ダウ平均 33615.99(-49.09 -0.14%)
ナスダック 13380.62(+66.32 +0.49%)
CME日経平均先物 31600(大証終比:+200 +0.63%)