英ポンド週間見通し:もみ合いか、国内経済に不透明感

■弱含み、英国経済の先行き不安強まる

今週のポンド・円は弱含み。米追加利上げ観測後退でリスク回避のポンド売り・米ドル買いは一時縮小したが、英国経済の先行きは不安視されており、米長期金利は下げ渋っていることから、リスク回避のポンド売り・米ドル買いが優勢となり、この影響でポンド・円の取引でもポンド売り・円買いが優勢となった。取引レンジ:181円26銭-183円82銭。

■もみ合いか、国内経済に不透明感

来週のポンド・円はもみ合いか。インフレ抑制目的で英中央銀行による追加利上げの可能性は消えていないが、経済の先行きについては慎重な見方が多いようだ。10月18日発表の9月英消費者物価コア指数が前回実績を下回った場合、リスク選好的なポンド買い・円売りが拡大する可能性は低いと予想される。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・18日 9月消費者物価コア指数(8月:前年比+6.2%)

予想レンジ:180円00銭-183円50銭

《FA》