アジア株 まちまち、大型連休明けの上海株は軟調

アジア株 まちまち、大型連休明けの上海株は軟調

東京時間17:32現在
香港ハンセン指数 17517.40(+31.42 +0.18%)
中国上海総合指数 3096.92(-13.55 -0.44%)
台湾加権指数 16520.57(+67.05 +0.41%)
韓国総合株価指数 2408.73(+5.13 +0.21%)
豪ASX200指数 6970.16(+15.99 +0.23%)
インドSENSEX30種 65576.19(-419.44 -0.64%)

9日のアジア株は、まちまち。週末のハマスとイスラエルの攻撃・報復の応酬を受けて地政学リスクが新たに台頭している。ただ、原油相場の上昇、金相場の安全資産買いなどが資源株を押し上げる面もあって、指数全体では各市場で高安まちまちとなっている。国慶節の大型連休明けの上海総合指数は1.2%安となる場面があったが、0.44%安に下げ幅を縮小して取引を終えた。

上海総合指数は、続落。大手酒造の貴州茅台酒が指数下落の寄与度トップ。また、不動産株が全般に安い。保利置業集団、新城控股集団、緑地控股などが主導して下落している。一方、公益関連が高い。電力大手の中国長江電力、国投電力控股などが買われている。

香港ハンセン指数は小幅続伸。紫金鉱業集団、中国石油天然気、中国海洋石油、中国新華能源など資源・石油関連株が上昇を主導した。消費関連でも安踏体育用品(アンタスポーツ)李寧(リーニン)、美団(メイトゥアン)などが買われた。一方、自動車販売の中升控股(チョサン・グループ)、医薬品メーカーの国薬控股(シノファーム)、不動産開発の龍湖集団(ロンフォー・グループ)などが安かった。

豪ASX200指数は小幅続伸。中東での地政学リスクを受けて原油や金などが買われており、資源株が恩恵を受けている。上昇率上位には、デ・グレイ・マイニング、シルバー・レイク・リソーシズ、エボリューション・マイニング・ウェストアフリカン・リソーシズなど資源鉱業関連株が並んでいる。一方、大手投資銀行のマッコーリ・グループが売られている。ウェストパック銀行は小幅安、NABが小幅高と大手銀行はまちまち。