豪ドル週間見通し:伸び悩みか、利上げ再開観測は一段と後退

■伸び悩み、米長期金利上昇で豪ドル売り強まる

今週の豪ドル・円は伸び悩み。週初に96円台前半まで買われたが、豪準備銀行(中央銀行)は予想通り政策金利を据え置きとし、追加利上げ観測は後退したことから、豪ドル売り・円買いが優勢となった。その後も、米長期金利の上昇を意識してリスク選好的な豪ドル買い・円売りは拡大せず、豪ドル・円は95円台半ば近辺で伸び悩む状態が続いた。取引レンジ:93円07銭-96円42銭。

■伸び悩みか、利上げ再開観測は一段と後退

来週の豪ドル・円は伸び悩みか。豪準備銀行(中央銀行)はこれまでの利上げの効果を見極めたいとの姿勢を維持し、利上げ再開に関する市場の見方は一段と後退した。米長期金利が下げ渋った場合、リスク選好的な豪ドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:94円00銭-96円50銭

《FA》