英ポンド週間見通し:もみ合いか、英国金利の先安観後退で円買い抑制も

■やや強含み、米国金利の先高観後退でポンド売りは縮小

今週のポンド・円はやや強含み。日本政府による円買い介入に対する警戒感が高まり、リスク回避的なポンド売り・円買いが一時活発となった。しかしながら、米国金利の先高観は後退し、リスク回避のポンド売り・米ドル買いの取引は縮小したことから、週後半はリスク選好的なポンド買い・円売りが優勢となった。取引レンジ:178円18銭-182円98銭。

■もみ合いか、英国金利の先安観後退で円買い抑制も

来週のポンド・円はもみ合いか。英中央銀行総裁はインフレ抑止の重要性を強調し、英国金利の先安観は後退していることからポンドは売りづらい。10月12日発表の8月鉱工業生産など経済指標が堅調なら、ポンド買い・円売りの取引が増える可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・12日 8月鉱工業生産(7月:前月比-0.7%)

予想レンジ:181円00銭-184円00銭

《FA》