来週の為替相場見通し=米9月CPIが相場左右

来週の外国為替市場のドル円相場は、今晩発表の米雇用統計の結果にも大きく左右されるが、米9月消費者物価指数(CPI)などが注目されそうだ。予想レンジは1ドル=148円00~150円00銭。

米金融引き締め長期化に対する警戒感が強まるなか、12日に発表される米CPIに対する注目度は高まっている。市場では9月CPIは前年同月比で8月の3.7%上昇に対して、3.6%上昇に低下すると予想されている。また、11日には米9月卸売物価指数(PPI)が発表されるほか、9月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表される。13日に米10月ミシガン大学消費者マインド指数、中国9月CPIなどが発表される。国内では10日に9月景気ウォッチャー調査、12日に8月機械受注の公表が予定されている。