Smell Token、NFT技術から全く新しい香りのエコシステムを構築【フィスコマーケットレポーター】

以下は、フィスコ・マーケットレポーターのソイキナタマラ(X@web3tama / 以下、タ)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2023年10月4日に執筆

近年日本ではweb3関連の法規制の整備が進み、NFTやステーブルコイン、RWA(Real World Asset)等のキーワードと共に、日本から、あるいは日本人起業家を中心として数々の有望なスタートアップが生まれ、web3分野はマスアダプションに向けて大きく歩みを進めようとしています。

今回は、香りのデジタル化を通じて全く新しい香りのエコシステムの構築を目指すSmell Tokenの創設者アレックス氏(以下、ア)にインタビューの機会をいただきました。

タ「まずSmell Tokenの概要についてご紹介いただけますか?
ア「我々はSMELL MARKETという世界初のデジタルの香りの発行、管理プラットフォームを運営しています。このプラットフォームは香りを普遍的なデータ形式にデジタル化し販売し、購入者は専用のディフューザーを使用して香りを再現することができます。また、SMELL MARKETプラットフォームはWEB3.0技術のNFT市場と分散型自律組織(DAO)が統合された独自のブロックチェーンで開発されています。ユーザーは香りデータを制作、登録し、SmellMarketにデジタルパフューマーとして参加することができ、コミュニティの参加者は自身の制作・登録した香りが購入されると、購入手数料と著作権料を得ることができる仕組みになっています。 我々は誰もが香りを活用して利用者が報酬を受けることができる『Universal Scent Format』を構築し、世界の香り市場の標準化を実現していきます。」

タ「香りのNFT化だけでなく、ディフューザーやマーケットプレイス、標準化まで視野に入れているというのは、とても壮大なビジョンで驚きました。現時点でこのプロジェクトはどこまで進捗しているのでしょうか?」
ア「現在の状況としては、SMELL MARKETのプラットフォームが正式に2023年7月3日にオープンしました。今後のロードマップとしては、世界的な有名アーティストとの香りNFTのコラボや世界に通用する日本の有名IPとのコラボレーションを企画しています。また、ディフューザーに関しても年内にはいくつかの機器メーカーと提携をして、販売を開始していく予定です。」

タ「年内に販売開始ということは本当にもうすぐですね。ここまで具体的でスピーディに消費者向けサービス提供しているweb3プロジェクトはあまり見たことがありません。国内外で大きなコラボレーションを進めているということですが、先日Pontaとのコラボレーションが発表されましたね。どのようにしてこのような大きなIPとの協業が実現したのでしょうか?」
ア「我々は様々な企業との提携や著名人やインフルエンサーとのコラボNFTの販売などを実施していく中で、特に日本国内においての知名度が上がってきていると自負しております。その中でも特にAVEX社や、魔女の香水という映画とのタイアップなどの影響が大きく、今回ポンターロマを運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング様から問い合わせをいただき、商談を重ねる中で今回のポンタアロマの販売を実現することができました。」

タ「大手企業やプロジェクトとの協業を重ねていること自体が、他の大きなコラボに繋がっているのですね。今後予定されているコラボについてもとても気になりますが、もう少しだけ詳しく教えていただけますか?」
ア「世界的な有名アーティストが所属する事務所からお引き合いをいただいており、有名アーティストが開催するLIVE会場でデジタルの香りを販売するコラボレーションを企画しています。」

タ「ありがとうございます。世界的な有名アーティストが誰なのか、これからも注目していきたいですね。現在日本国内での知名度が上がってきているということですが、海外でのプロジェクトに対する評価はどうですか?」
ア「現在はSmell Market利用者の大半は日本が占めている状況です。しかし、2023年第4Qから本格的なグローバルマーケティングを開始していくため、海外の知名度や評判はこれから上がっていくと思います。また、対企業や対インフルエンサーや著名人に関しては、前述した有名アーティストのコラボも含めて、他にも世界的な有名アーティストとのコラボの話もいくつかいただいている状況から、海外でも徐々に評判になってきていると感じております。」

タ「複数の有名アーティストとのコラボ計画が進んでいるのですね。間もなくグローバル市場向けにマーケティング活動も開始するということで、Smell Tokenには注目していきたいと思います。ありがとうございました。」

《TY》