【市場反応】米9月ISM製造業景況指数は予想上回る、ドル続伸

米供給管理協会(ISM)が発表した9月ISM製造業景況指数は49.0と、8月47.6から予想以上に上昇し昨年11月来の高水準となった。ただ、経済活動の拡大と縮小の境目となる50を11カ月連続で下回る縮小域となった。同指数の支払い価格は43.8と、8月48.4から上昇予想に反し低下。一方でISM雇用は51.2と予想外に50を上回った。

米8月建設支出は前月比+0.5%となった。伸びは予想通り7月+0.9%から鈍化。

事前に発表された米9月製造業PMI改定値は49.8と、予想外に速報値48.9から上方修正され4月来で最高となった。

ISM製造業景況指数が予想を上回ったため米国債相場は続落。10年債利回りは4.66%まで上昇した。ドル買いも続き、ドル・円は149円80銭で高止まり。ユーロ・ドルは1.0531ドルから1.0498ドルまで下落した。
【経済指標】
・米・9月ISM製造業景況指数:49.0(予想:47.9、8月:47.6)
・米・8月建設支出:前月比+0.5%(予想:+0.5%、7月:+0.9%←+0.7%)
・米・9月製造業PMI改定値:49.8(予想:48.9、速報値:48.9)

《KY》