■弱含み、インフレ持続を想定したポンド買いは縮小
今週のポンド・円は弱含み。一時186円台後半までポンド高に振れたものの、英国のインフレ持続を想定したポンド買い・円売りは縮小し、英国経済の停滞を警戒したポンド売り・米ドル買いが観測された。米ドル・円相場は週末前に円安方向に振れたものの、ポンド売り・米ドル買いが次第に強まり、この影響で対円でのポンド買いは後退した。取引レンジ：183円36銭-186円77銭。
■伸び悩みか、英国経済の停滞懸念残る
来週のポンド・円は伸び悩みか。英中央銀行はインフレ抑制の方針を堅持しており、日英金利差を意識したポンド買い・円売りが一段と縮小する可能性は低い。ただし、英国経済の停滞が警戒されており、新たなポンド買い材料が提供されない場合、ポンド・円は185円近辺で伸び悩む可能性がある。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・特になし
予想レンジ：182円50銭－185円50銭
《FA》